4/20 NY原油(WTI-5月もの)がなんとマイナス価格をつけてしまいました。
この異常現象を目の当たりにして、さすがにチキンになってきました。。。
目 次
原油(WTI)がマイナス価格
📈 WTI価格チャート
4/20 原油(WTI)が$10台に下落すると21年ぶりの安値と騒がれたのも一瞬、事態はさらに深刻化、まさかのマイナス価格まで一気に売り込まれました。
COVID-19パンデミックで世界中の経済活動が停止する中、原油需要が急速に落ち込んだことで在庫がキャパを超えてしまったようです。
「お金をあげるから引き取ってください」というわけで、まるで粗大ゴミのようです。
しかも、マイナスは$-39.44と衝撃的な域まで売り浴びせが拡大、完全に崩壊しました。
生産を止めればいいのにとも思いますが、止めるコストも高いようでマイナス価格の方がまだマシなようです。
このような異常現象は原油だけの問題では済まないと覚悟しておいた方がいいと思う。。。
石油メジャーの株価
📈 XOM
📈 BP
石油メジャーの株価は、OPEC+が決裂して明けた3/9の下落率の方が凄まじかったです。
📍 石油メジャー四社の株価反応
この相関関係が原油価格だけにとどまる瞬間的なパニックなのか、そうではないのか、ちょっと整理してみないと判断できないですね。
💬 おそらく「今は考えたくない」と思っている人も多いと思うけど。。。
株価か原油か、どちらかが間違っている
COVID-19感染ピークを見込んで反転しようとする株価、一方で実経済の最悪の落ち込みを意識しだしだ原油。
いつものことながら、「どちらかが間違っていた」という結末になるのでしょうね。
先週、アナリストの中には株価底入れの見解を示す者がちらほらいたりして、そうあって欲しいと願いつつも、金(Gold)と米債券の動きから見れば株価が間違っているように見えてしまうのです。
このCOVID-19問題が武漢で深刻化した1月時点では、愚かながらここまでのパンデミックは想像できなかった。。。
OPEC+の決裂からサウジ増産を受けても、「原油の$10割れ」などあり得ないと思っていた。。。
マーケットの先行きに原油の動きを重視してきたわたしにとっては、今回のマイナス価格はかなりのショックでした。
「需要の先送り」が成立する前提が崩れていることを意識しなければいけない。
煽りにすぎないと思っていた「世界大恐慌の再来」、それを示す指標がことごとく現実のものとなっていく中で、まだ株価だけが大恐慌レベルには落ちていない。
これからの作戦と気構えを今一度整理しておく必要がありそうです。
💬 わたしのようなチキンハートがこのようなことを思い始めたことが最終局面であれば良いのですが。。。
(投資は自己責任で)
というわけで、この「最悪」が「普通」だという覚悟も大切
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世界のマーケット情報
➤原油価格 (nikkei225jp.com)
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