2020-07-02

ゼネラル・ミルズ(GIS)のQ4.2020決算発表:慎重姿勢でガイダンスは未提示

Grüß Gott / Hello

7/1(BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)がQ4.2020の決算を発表しました。

特需による大幅な増収増益を記録するも、来期ガイダンスはCOVID-19の不確実要素が大きいと未提示でした。

  目 次



  ゼネラル・ミルズ(GIS):Q4.2020決算発表


📌 Q4.2020

Q4.2020

実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$5.02B20.67%$4.16BBeat1.21%$4.96B
EPS$1.1032.53%$0.83Beat3.77%$1.06
- COVID-19特需により北米は大幅な増収(+36%)増益(+69%)を記録
- 海外の特需効果は弱く減収減益
- ペット事業は順調に成長
- COVID-19による会社事業への影響はなし

📌 Full.2020

Full.2020

実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$17.62B4.51%$16.86BMet0.28%$17.57B
EPS$3.6112.11%$3.22Beat1.40%$3.56
FCF$3.21B42.04%$2.26B 
- Q3時点の通期会社予測を売上は達成,EPSは未達
- 増収:北米+8%,ペット+18% / 減収:欧州-3%,他海外-8%,サービス-8%
- 営業利益率10%…前年の13%から後退
- FCF大幅増も配当は$0.49/Qを据え置き…121年連続配当

📌 Full.2021 Guidance
Full.2021
会社予測

換算

修正

前年予測

対市場予測
Guidance
売上未提示-1 to2%$17.02B
EPS未提示-3 to 5%$3.49
FCF未提示-  
- COVID-19影響が不確実のためガイダンスは未提示
- COVID-19収束が延びた場合は引き続き特需を予測

  📚 情報元:General Mills Inc. - INVESTORS
      ➤General Mills Reports Results for Fiscal 2020 and Outlines Fiscal 2021 Priorities

  過去1年の決算と株価の反応


📈 GIS:株価1年チャート

- 発表後の株価は最大-3.21%,終値-1.98%の下落

📍 GIS:過去1年の決算と株価の反応

* Y20.Q3以降のChange(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)

- 慎重な予測を提示する傾向があるためかマーケット予測は常に上回っている

🔔 決算日が決算シーズンに先行するため注目すべき銘柄のひとつ

🔖 このブログ内の関連記事
ゼネラル・ミルズ(GIS)のQ3.2020決算発表:特需の上方修正も慎重姿勢
https://afraid-of-bears.blogspot.com/2020/03/gisq32020.html
https://1.bp.blogspot.com/-0pJzrCpulF8/XnL66EcTl6I/AAAAAAAADHw/X76y3jysl68K5RNP7IeHWyrA9A7CM2YTwCLcBGAsYHQ/s200/yogurt-1442034_640.jpg

  業績と株主還元


📍 売上と営業利益

 📍 事業別売上比率

- 売上は回復トレンドへ
- ペットフードの比率は10%…JMスマッカー(SJM)は37%

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.59%
    - 配当落日の最高:5.03%
    - 配当落日の最低:3.00%
  • 増配率
    - 2018-2019:0.00%
    - 5年間平均:4.06%
  • 連続増配
    - 37年間減配なし
      …増配回数は32回(86%)
      (確認可能な記録)
  • 自社株買い
    - 2019:0.00%
    - 5年間平均:1.75%

  わたしの思うところ


Q4決算そのものはCOVID-19の特需もあり良かったですが、この特需下で海外事業が減収で振るわなかったこと、営業利益率が低下したことは一抹の不安を感じました。

ただ、発表後の株価の下落は来期ガイダンスを未提示にしたことが一番の理由だと思います。

今決算での増配を期待する気持ちもあったのですが、残念。。。据え置きでした。


ゼネラル・ミルズ(GIS)はわたしのポートフォリオで上位10位内に入るコア銘柄のひとつです。

コツコツと保有してきた印象を一言で表現すれば、とにかく『慎重な会社』だと思います。

不確実なものに対するリスク回避姿勢が徹底しているようです。

トラブルにおいては自社の責任有無に関係なくリコールなどの対応が驚くほど早い。

また、今回のCOVID-19に対しては、特需による増収増益の大風呂敷を広げる会社もちらほら見かけますが、ゼネラル・ミルズ(GIS)は特需の期間と影響は不確実だとし、ガイダンスの提示を控えています。

株価のことを考えればガイダンスを提示した方がいいのだけど、ゼネラル・ミルズ(GIS)さんはそういうことをしないのです。


このような慎重姿勢は株主還元にも表れていると思います。

過去において、連続増配はたびたび途絶えていますが、確認できる限りでは37年間減配がありません。(同社サイトには"121年間配当を出し続けている"と紹介されているため、"121年間減配していない"という噂もありますが、これは確実な記録が見つかりません)

  📚 情報元:General Mills Inc. - INVESTORS
      ➤General Mills Quarterly Dividend Declared
      ➤Dividends and Stock Splits

無理な株主還元はせずに背伸びをしないところが却って安心感を感じさせるところでもあります。


現時点で三年間増配を見送っていますが、これはペットフードのブルーバッファローの買収による負債返却のためと伝えられています。

ブルーバッファローの買収自体がゼネラル・ミルズ(GIS)らしくないリスク取りとも言われましたが、そのペットフード事業も順調に成長してきているので、負債返却が進めば再び増配サイクルが来ると期待しています。

増配が戻るまで買い増しは控えようと思っていますが、増配した時には株価が反応してしまって買い増しできないかもしれないですね。

勇気のある投資家はこういう時に思い切って仕込むのでしょうけど。。。チキンなわたしにはなかなかその勇気が無いです。。。

(投資は自己責任で)


というわけで、いつものように慎重なゼネラル・ミルズ(GIS)さんの決算発表だったと思います。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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