2021-02-26

JMスマッカー(SJM)のQ3.2021決算発表:3四半期連続となる上方修正で逆行高

Grüß Gott / Hello

Feb.25(BMO) JMスマッカー(SJM)がQ3.2021の決算を発表しました。

マーケット予測を上回る前年同期比増収増益、さらに通期ガイダンスを3四半期連続となる上方修正です。

  目 次



  JMスマッカー(SJM):Q3.2021決算発表


📌 Q3.2021
Q3.2021
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$2.07B5.08%$1.97BBeat3.50%$2.00B
EPS$2.454.26%$2.35Beat12.33%$2.19
Q3.2021
実績
前年同期比
累積(9M)増減前年
売上$6.08B6.67%$5.70B
EPS$7.2116.48%$6.19
* SJMのQ3は11-1月実績
- Q3:増収増益,マーケット予測を上回る
- 北米加工食品とコーヒー事業は順調
- ペットフードは前年同期比増収に転じるも競争激化による値下げで減収続く
- 海外は依然減収減益続く

📌 Full.2021 Guidance
Full.2021
会社予測
対市場予測
Guidance前回予測
売上2%UP1% - 2%Beat$7.83B
EPS$8.70 - $8.90UP$8.55 - $8.85Met$8.73
FCF$1.1UP$975 - $1,025
- 通期ガイダンスは3四半期連続の上方修正

  📚 情報元:J.M.Smucker - Investor Relations
      ➤The J.M.Smucker Co. Announces Fiscal 2021 Third Quarter Results


- 発表後の株価は最大+5.53%,終値+1.60%の上昇
💪 S&P500-2.45%(Feb.26)の大幅安に対して逆行高の応戦

  過去1年の決算傾向と株価の反応


📈 SJM:株価1年チャート

📍 SJM:過去1年の決算傾向と株価の反応

*Y20.Q4からはS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)



  業績と株主還元データ


📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.72%
    - 配当落日の最高:3.49%
    - 配当落日の最低:2.22%
  • 増配率
    - 2019-2020:2.89% (2.27%/Q)
    - 5年間平均:6.34%
  • 連続増配
    - 23年連続増配中
    - 27年間減配なし…増配回数は26回(96%)
  • 自社株買い
    - 2020:0.05%
    - 5年間平均:1.23%

  わたしの思うところ


JMスマッカー(SJM)のこの四半期決算は[Nov-Jan]の実績になります。

多くの企業が[Oct-Dec]の四半期決算なので、一か月ずれるJMスマッカー(SJM)の決算には注目しています。

ちなみに二ヶ月ずれる=一か月早いのがゼネラル・ミルズ(GIS)です。

生活必需品セクターではこの二社(SJM,GIS)の決算に注目すべきだと思います。


JMスマッカー(SJM)はコロナの影響がなかった前年同期に対して増収増益となりましたが、特需の恩恵と今後どうなるかを判断するのが難しいところです。

生活環境の変化から衛生目的の日用品はコロナ収束後も一定の需要を維持すると思うのですが、食料品は元に戻るような気がするからです。

つまり、食料品はパンデミック前の競争状態に戻るということです。

いちはやく見出したペットフード事業も他社の追随をまともに受けています。

また、海外の売上はQ1から前年同期比で減収が続いており、この回復が見えてくるかが鍵になるのではないでしょうか。


💸 投資計画

JMスマッカー(SJM)については日本でもお馴染みのブランドを持っており、配当実績も素晴らしく、機会があればとずっとウォッチしているのですが、今まで購入したことはありません。

生活必需品セクターの中では時価総額が小さいこともあり、なんとなく購入に踏み切れないチキンハートです。


(投資は自己責任で)


というわけで、気になるJMスマッカー(SJM)の決算でした。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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