Apr.26(TYO-AMC) キヤノン(7751)がQ1-2021-12の決算を発表しました。
業績底抜けを期待させる久々の増収増益です。メディカルも好調、通期予測を上方修正し早々に増配を提示しました。
開示セグメントの構成が変更されています。
目 次
キヤノン(7751)のQ1-2021-12決算発表
📌 Q1.2021-12
- メディカル:売上+17.3%,営益+188.7%
- 売上:カメラ+34.3%,NWカメラ+8.9%,半導体露光装置+111.4%
- 地域売上:国内外全地域で増収,アジアオセアニア+22.4%
📌 Full.2021-12 Guidance
- 為替:$1=105.00円,€1=125.00円想定
- 今期配当(予定)を早々に提示…10円(12.5%)増配
- 発表後の株価は前場一時+3.39%の上昇も後場は売られ最大-1.66%,終値-1.32%の下落。
開示セグメントの名称および構成の変更
📌 主な変更
- インクジェット:イメージング → プリンティング
- NWカメラ:産業機器 → イメージング
業績と株主還元データ
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
📍 売上と営業利益 |
📍 キャッシュフローと配当性向 | |
📍 配当実績 |
|
わたしの思うところ
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の決算でMedical Device部門の売上が+10%と回復していたことから、キヤノン(7751)のメディカル部門もと期待していました。
- メディカル部門:売上+17.3%,営業利益+188.7%
素晴らしい結果でしたね。
全体売上における構成比率は毎年1%ずつ着実に上昇しており、Q1.2021時点で14.8%と今期最終目標の13.2%を上回っています。
カメラ、半導体露光装置の売上も良かったようですが、長期的にはメディカル部門の伸長に掛かっていると思っています。
キヤノン(7751)にしては珍しくQ1時点で今期配当予定を提示してきました。
- 前期比+10円(+12.5%)の増配
前年の大減配(-80円:-50%)の後だけに評価は微妙なところですけど、とにかく株主還元継続の意志は示したということでしょう。
パンデミック収束に向けて予断を許さない状況ですが、今回上方修正された予想EPSは133.89、Q2-Q4で堅実が持続すれば追加増配もあるかもしれないですね。
発表後の株価は米国ADRでは東証比最大+5.20%(換算2790円)まで上昇していましたが、明けた今日の東証では勢い続かずマイナス(下落)と冴えなかったです。
結局、一昨年の売上レベルを回復できなかったことなどいろいろ理由はあるでしょうけど、一度減配をしてしまうとボラが高くなる典型でしょうか。
💸 投資計画
大減配という現実を受けて、キヤノン(7751)の投資ウエイトを縮小(Reduce=50%)しました。
残念ながらインカム投資という対象からは外れてしまったので、長期的には売却のタイミングも意識しながらウオッチしています。
ただし、メディカル部門への期待があるので、すべて売却(Sell)することはないと思います。
大減配という現実を受けて、キヤノン(7751)の投資ウエイトを縮小(Reduce=50%)しました。
残念ながらインカム投資という対象からは外れてしまったので、長期的には売却のタイミングも意識しながらウオッチしています。
ただし、メディカル部門への期待があるので、すべて売却(Sell)することはないと思います。
注目
スリーエム(MMM)の決算は今夜(Apr.27-BMO)です。他社決算で医療機器分野が好調なだけに楽しみです。
(投資は自己責任で)
というわけで、メディカル部門の成長に期待するキヤノン(7751)さんの決算でした。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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