2019-01-30

アップル(AAPL)決算の報道から垣間見えるもの

Grüß Gott / Hello

1/29(NY AMC) 注目のアップル(AAPL)の Q1.2019 決算発表がありました。

マスコミ各社が報じるニュースヘッダーを見て思うことです。

  目 次



  アップル(AAPL)の決算を報じるニュースヘッダーを比較


アップル(AAPL)のQ1.2019の決算内容については他で詳しく説明されているでしょうからここでは説明いたしません。

世界一注目される企業の決算発表にどのようなニュースが報じられたかに注目しました。

以下はアップル(AAPL)のQ1.2019決算発表を報じるマスコミ各社のニュースヘッダーです。すべて日本の1/30朝マーケットオープン前に報じられたものです。


  中途半端な事実報道が本質を歪める


日本の主要な新聞・テレビ局のニュースヘッダーは、ほぼアップル(AAPL)の業績不振に焦点が当たり「減収」「減益」の文字が並びます。

アップル(AAPL)は1/3に既に業績下方修正を発表しましたが、本日(1/30)朝のニュースヘッダーではあの日からの差はまったくわかりません。

重要なのは「1/3の発表内容からの悪化の有無、市場予測との差」と思いますが、これを報じたのは日経の続報と海外発信元のロイターとブルームバーグだけです。

つまり、日本の主要なマスコミ報道は「事実ではあるけど本質を伝えていない」内容となります。

これが日本のマスコミのレベルであり、現状なのです。

この程度の報道なら、マスコミの仕事こそAIに全部やってもらった方が良いと思うし、そうでなければ、世界一注目される企業の業績悪化を必要以上に取り上げたい歪んだ意図でもあるのかなと疑ってしまいます。

幸い、1/29のNYマーケットは大きな変動もなく終えたので、翌朝1/30の日本のマーケットには影響は無かったですが、もし、アップル(AAPL)の決算発表の悪化を懸念した動きがあり、NYが大幅安を記録していたら日本のマーケットがどう始まっていたかはわかりません。

2016年の英国ブレグジット国民投票、アメリカ大統領選もそうですが、日本のマーケットだけが大きく下落した原因の一旦は、日本のマスコミの本質を捉えきれない報道にあるかもしれない、と思うところです。

マーケットは心理戦です。大きなお金を動かす人=海外機関投資家は歪んだ本質を狙ってきます。


  アメリカの報道


以下はアメリカの主要新聞のニュースヘッダーです。


ニューヨークタイムズ や ワシントンポストは有名なリベラル派ですからわからなくもないですが、意外だったのはウォールストリート・ジャーナルのニュースでした。

1/3のアップル(AAPL)の業績下方修正発表を踏まえた上で、日本語版では「再び失望」と記事中で報じています。

今後、アップル(AAPL)への投資も検討していたわたしにとっては、少々引っ掛かる内容でした。

  アップル(AAPL)の時間外株価


Q1.2019決算発表後、アップル(AAPL)の株価は時間外で5%~6%ほど上昇しました。

➤Yahoo! Finance (US) - Apple.Inc. (AAPL)

ところで、バフェットさんは昨年末からここまでアップル(APPL)を買い増しているのかなぁ・・・

マスコミのニュースなんかより、バフェットさんの動向の方が気になります。


というわけで、マスコミやジャーナリスト報道は鵜呑みにしないように。。。


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