2020-04-18

P&G(PG)のQ3.2020決算発表:増配発表

Grüß Gott / Hello

4/17(BMO) プロクター・アンド・ギャンブル(PG)がQ3.2020の決算を発表しました。

4/14に64年連続となる増配を発表済み。

  目 次



  P&G(PG):Q3.2020決算


📌 Q3.2020

Q3.2020

実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$17.21B4.56%$16.46BMiss-1.43%$17.46B
EPS$1.1710.38%$1.06Beat3.54%$1.13
- Groomingをのぞく全事業で売上増
- Health Care,Fabric & Home Care,Baby, Feminine & Family Careは特需

📌 Full.2020 Guidance
Full.2020
会社予測

修正

前回予測

対市場予測
Guidance
売上4 to 5%-4 to 5%Met$70.45B
EPS8 to 11%-8 to 11%Met$4.99
FCF100%-100% 
- 通期ガイダンスは売上,EPS,FCFともに維持
- 64年連続となる増配を発表:+$0.0448/Q(+6.0%)

  📚 情報元:P&G Investors
      ➤Q3 2020 The Procter & Gamble Earnings Conference Call

💬 わたしの思うところ

当初の決算発表予定日は4/21に組まれていましたが、今週4/14に決算発表日の前倒し(4/17)と増配を事前に発表していました。

決算発表の前倒しがある時は"好決算"のサインのようですが、4/14からの株価反応はS&P500比でそれほどサプライズな反応はしていないようです。

COVID-19による日用品の特需効果が折り込まれていたというよりも、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)はもともとちょっと割高な株価にあったからではないかなと思います。

とにもかくにも株価などはどうでもよく、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)に続き増配を発表してくれたことに感謝です。

Q増配率は6%と一頃の低迷期から完全に立ち直りました。

う~ん、もっと買っておけば良かった。。。(いつもこんなかんじ)


昨年夏にアメリカ経済団体の声明で話題となった"株主第一主義を廃止"は今のところ自社株買いの自重で留まっているようです。

他社の配当計画、日本企業にも良い影響を与えてくれるといいですね。



  過去1年の決算傾向と株価の動き


📈 PG:株価1年チャート

- 発表後の株価は最大+2.87%,終値+2.63%の上昇

📍 PG:過去1年の決算傾向と株価の動き

* Y20.Q3からChange(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)

- 株価はあまり反応しないタイプの銘柄かも?


  業績と株主還元


📍 売上と営業利益

📍 配当実績
 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.99%
    - 配当落日の最高:3.31%
    - 配当落日の最低:2.37%
  • 増配率
    - 2019-2020:5.52% (6.01%/Q)
    - 5年間平均:3.47%
  • 連続増配
    - 64年連続増配中(確認可能な記録)
  • 自社株買い
    - 2019:2.19%
    - 5年間平均:2.43%

- 売上減少で事業再編を迫られた時期から増配率は回復


というわけで、パフォーマンスも含めてさすがはプロクター・アンド・ギャンブル(PG)だと思いました。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

0 件のコメント:

閲覧数が多い記事