Jun.30(BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)がQ4.2021の決算を発表しました。
マーケット予測を上回り株価は上昇も特需効果の終了が見えてきて来期は減収減益のガイダンスを提示しました。
目 次
ゼネラル・ミルズ(GIS):Q4.2021決算発表
📌 Q4.2021
- パンデミック特需後退で減収減益
- 平時の前々年同期比では増収増益の成長を確保
- North America Retail:売上-13%, Pet:売上-20%
- Convenience Stores & Foodservice:売上急回復+33%
- Asia & Latin America:売上上昇+22%
📌 Full.2021
- 営業利益率:Q1=19.6%,Q2=19.4%,Q3=18.3%,Q4=12.11%,Full=17.35%
📌 Full.2022 Guidance
- 減収減益事由はパンデミック特需の終了
- Q配当=$0.51(Jun.29発表済)…期待どおりなら増配期は次期Q
📚 情報元:General Mills Inc. - INVESTORS
➤General Mills Fourth-quarter and Full-year Fiscal 2021 Earnings Q&A Webcast
➤General Mills Fourth-quarter and Full-year Fiscal 2021 Earnings Q&A Webcast
- 発表後の株価は最大+2.73%,終値+1.50%と上昇
過去1年の決算傾向と株価の反応
📈 GIS:株価1年チャート
📍 GIS:過去1年の決算傾向と株価の反応
* Change(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)
業績と株主還元
📍 売上と営業利益 |
📍 キャッシュフローと配当性向 | |
📍 配当実績 |
|
わたしの思うところ
先月、4月実績を含むJMスマッカー(SJM)さんの決算で特需後退の兆しが表れていましたが、5月実績を含むゼネラル・ミルズ(GIS)さんのこの決算でさらに明らかになってきました。
事前に四半期売上減を示唆していたこともあり、発表後の株価は折り込み済み? マーケット予測を上回った分反発して上昇しました。
これからは平時であった一昨年実績からどれだけ成長を数字に残せるかだと思います。
🔔 今後注視することとしては、
- 営業利益率の推移
特需の後退でこの四半期の営業利益率が15%を割り込みました。
次四半期以降は特需が無かった一昨年同期比で上回れるかに注目しています。 - ペットフード事業
ペットフード事業は特需の後退の影響をどれだけ受けるのか正直わからないです。
競争が激しい分野で、これまではゼネラル・ミルズ(GIS)がシェアを奪ってきましたが、JMスマッカー(SJM)をはじめ他社の巻き返しもありそうで、今後の実績推移に注目したいです。 - 増配の期待
通常の増配サイクルに戻ったなら次四半期が増配期となります。
Q3から自社株買いも再開しており、当然増配も期待していますが、増配率にも注目しています。
ホルダーの身勝手な希望としては+$0.03(+5.9%/Q)なのだけど、おそらく+$0.01~+$0.02(+2%~+3.9%)かな。
万一、据え置きだったらちょっとショック。。。
💸 投資計画
これまでと同じスタンスですが、増配ペースの回復を見極めてから買い増し再開を考えたいです。
今のところ、よほどのことがない限り売却は考えていません。
これまでと同じスタンスですが、増配ペースの回復を見極めてから買い増し再開を考えたいです。
今のところ、よほどのことがない限り売却は考えていません。
特需の終了が見えてきて、ここのところ生活必需品セクターが冴えない展開ですけど、長期的には仕込みどころが近いと思っています。
パンデミック前の株価との整合性、継続性を見るべき、と思います。
(投資は自己責任で)
というわけで、ゼネラル・ミルズ(GIS)さんの次四半期の増配を期待しています。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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