2021-11-11

資生堂(4911)のQ3.2021-12の決算発表:見た目の下方修正で株価は急落

Grüß Gott / Hello

Nov.10(TYO-AMC) 資生堂(4911)がQ3.2021-12の決算を発表しました。

Q2までののれん代特損、Q3での事業譲渡の影響で非常にわかりづらい決算が嫌気され株価は急落しました。

  目 次



  資生堂(4911):Q3.2021-12決算発表


📌 Q3.2021-12
Q3.2021-12実績前年比
億/円増減億/円
売上2,3770.81%2,358
営業利益32-73.98%123
最終利益540601.30%
77
(本源)32
EPS135.26601.19%
19.29
(本源)≒8.00
Q3.2020-12実績前年比
累計億/円増減億/円
売上7,45314.03%6,536
営業利益262194.38%89
最終利益367369.85%
-136
(本源)278304.41%
EPS92.01368.88%
-34.22
(本源)≒69.50203.10%
- Q3単独,累計ともに売上増…米州,トラベルリテールが二桁増
- 最終益はのれん代特損計上によるQ2赤字から黒字転換
- 国内は実質減益,海外は実質増益

💬 事業譲渡の影響で利益動向判断が難しい…Q3は鈍化しているように見える

📌 Full.2021-12 Guidance
Full.2021-12会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上10,44013.38%down10,670Met0.00%10,449
営業利益320114.77%up270
最終利益300358.62%down355Miss-46.33%559
(本源)465500.86%up115
EPS75.10357.28%down88.87Miss-46.26%140.18
(本源)≒116.25498.25%up≒28.79
年間配当50.0025.00%-50.00
- 通期ガイダンス:売上下方修正,本源利益では上方修正

  📚 情報元:資生堂 - 投資家情報家
      ➤2021年度(2021年12月期)- 第3四半期(2021年1月1日~2021年9月30日)


- 発表後(翌日前場時点)の株価は最大-7.00%,前場終値-4.77%の急落



  業績と株主還元データ


(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)

📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:0.63%
    - 配当落日の最高:0.77%
    - 配当落日の最低:0.50%
  • 増配率
    - 2020-2021:25.00% (予定)
    - 5年間平均:25.23%
  • 自社株買い
    - 2020:0.12億
    - 5年間平均:5億

  わたしの思うところ


資生堂(4911)の今期は非常にわかりづらい決算が続きます。

決算短信上はオール下方修正なのですが、事業売却の影響などがありまして会社としては実質利益は上方修正だと主張しています。


Q3累計ではそれなりに増収増益を認められるのですが、Q3単独で見ると鈍化しているように見えます。

そして、一昨年との比較では確実に悪い

売られたのはこれが原因だと思うのですが、見た目の下方修正が売りに拍車を掛けたのではないでしょうか。

売られすぎの感はあり・・・


現時点のP/Eが100倍近くありますから、とにかく事業ポートフォリオが落ち着くまでは株価の不安定は続くような気がします。


💸 投資計画
投資を始めた時から持っている銘柄のひとつ。

インカム投資に方針を変えてからは投資対象ではないですよね。

少しずつ利確はしているのですが、ポートフォリオ上はまだまだ上位です。

すべて手放す気はないですが、この先の買い増しもないと思います。

クールな投資家なら一気に切り替えるのかもしれませんが、チキンなわたしにはなかなか出来ません。

(投資は自己責任で)



というわけで、期末に向けてわかりやすい好転を期待したい資生堂(4911)さんです。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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