7/16(BMO) ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のQ2.2019決算発表がありました。
通期ガイダンスを上方修正する好決算も株価は下落しました。
目 次
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):Q2.2019決算発表
📌 Q2.2019
- Consumer部門の売上は+1.2%増(訴訟問題にゆれるBabyCareは北米+11.5%増)
📌 Full.2019
- 通期EPSは修正なし
📌 情報元:Johnson & Johnson - Investors
➤Reports 2019 Second-Quarter Results
➤Reports 2019 Second-Quarter Results
株価の反応
📈 JNJの株価チャート
- 発表後の株価は時間外+にふれる場面もありましたが、最大-2.20%(終値-1.64%)の下落
📌 JNJの過去決算発表との比較
四半期決算としては、過去1年では対アナリスト予測最大の+サプライズ値、加えて通期売上のガイダンスを上方修正する好決算でしたが、今月末に控えたFOMCの金利を当てっこする相場に埋没した印象です。
この日のマーケット
NYダウは-23.53(-0.09%)、S&P500は-10.26(-0.34%)と下落、米国債券も売られ利回りは上昇、為替はドル高に振れました。
利下げ期待が若干後退するマーケットの動きでした。
この日発表された経済指標
- 米国小売売上高:+0.4%(予測+0.2%,前月+0.5%)
- 設備稼働率:77.9%(予測78.1,前月78.1%)
- 鉱工業生産:0%(予測+0.1%,前月+0.4%)
- 輸入物価指数:-0.9%(予測-0.6%,前月-0.3%)
注目の小売売上高は予測を上回りましたが、前月比ではマイナスです。
FOMCの結果を大きく左右する内容ではなかったと思いますが、日替わりのように金利の行く末をさぐる(遊ぶ)相場になっています。
金利直結の金融セクターは、一昨日にシティ(C)、昨日はJPモルガン(JPM)、ウェルズカーゴ(WFC)、ゴールドマン・サックス(GS)が決算発表を行いました。(バンカメ(BAC)は今晩)
概ねアナリスト予測をBeatする内容でしたが、利益率の不安があるとか、はっきりした理由がないままこちらも株価の反応はまちまちの印象です。
以前指摘した食料品セクターの傾向と同じく、決算どおりに反応しない今決算期になっていると思います。今月末のFOMCまではこの傾向が続くのではないでしょうか。
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
📌 NYダウ30決算と発表後の株価変動マップ (~Jul.16)
前四半期(右下)と比較するとサプライズ(X軸)が幅広、株価反応(Y軸)が幅狭の”-"状に分布しています。(前四半期は"/"状)
📌 参考:前四半期(2019.Mar-Jun発表分)
💬 前四半期のガイダンスが総じて弱かったことから、その反動分の好決算と思われているのかもしれませんね。
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