STOCKVOICEの櫻井英明キャスターが興味深いお話をされていました。
今日はマーケットの転換点で現れる「転換サイン」のお話です。
「空売り候補銘柄は?」の質問が意味するところ
STOCKVOICEの櫻井英明キャスターが1/5に開催されたセミナーの事前質問で、「空売り候補銘柄は?」の質問が多かったというお話をされていました。
櫻井さんは長年のご経験から「典型的な反発サイン」を予感されたとのことです。
📍 情報元:STOCKVOICE (www.stockvoice.jp)
➤ブログ - 櫻井英明 - ココロ (2019/01/08 07:24)
➤ブログ - 櫻井英明 - ココロ (2019/01/08 07:24)
マーケットの転換点ではいろんな現象が起きるものですが、多くの個人投資家が「売り」を意識してきた時点で最終局面が近いという予感は、なるほどと思いました。
ケネディのお父さんと靴磨きの少年の逸話と似ていますね。
それにしても、「空売り候補銘柄は?」という質問には答え辛いでしょうね。
テクニカルな「転換サイン」
テクニカルな面から話題にあがる「転換サイン」をまとめてみました。
①出来高と売買代金
マーケット局面の転換点で起きる現象として、「出来高」と「売買代金」の目に見えた上昇が見られますが、今回の悲観相場ではNYダウとS&P500の週足はそれなりに出来高の上昇が確認できますが、日経にはこの現象がまだ見られないのが気になるところです。海外投資家の積極的な参入が鍵を握る傾向があるようです。
②P/BとP/E
P/BとP/Eは上昇局面ではほとんど無視されますが、下落局面になると途端に注目される印象があります。
俗にP/Bが1.00倍に近づくと割安と評価されるようですが、昨年クリスマスの直近安値をつけた時の日経のP/Bは0.99倍でした。
あのリーマンショックの大底のP/Bは一瞬0.80倍近くまでつけますが、ほぼ0.9x倍台で転換点となっています。
ちなみにP/Eについては時代によって基準となる元のデータが変わる要素があるので、過去との比較が成り立たないように思います。
📍 株式マーケットデータ (stock-marketdata.com)
➤株式マーケットデータ - PER・EPS・PBR・配当利回り
➤株式マーケットデータ - PER・EPS・PBR・配当利回り
③移動平均線
短いものだと5日、長いものだと2年、それ以上と目的によって様々ですが、いずれかの移動平均線、もしくはその交差が転換点の目安となります。
チャートそのものにどれだけの意味があるかは疑問ですが、この移動平均線を見て取引をする人が圧倒的に多いという事実は無視できないことかと思います。
ただし、最終的にどの移動平均線が抵抗ラインとなり転換点となったかは結果でしかないように思われます。
➤Yahoo! Finance (US) などのチャート機能で好きな移動平均線を描画することができます。
④VIX指数
「恐怖指数」と表現されることもありますが、ボラティリティの高さで転換点を予測するものですが、大きなリセッションになるほどどんどん指数が上がっていきますので、相場の始まりを判断することは出来ても、転換点を判断するものではないと思います。
📍 Chartpark (chartpark.com)
➤VIX恐怖指数チャート
➤VIX恐怖指数チャート
というわけで、転換点を意識する声が少しずつ出てきましたがこの先どうなるでしょうか。
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
0 件のコメント:
コメントを投稿