日経平均採用銘柄の2019.3期配当データを更新しました。
記念配当を除いてみると、実は長年減配していない日本企業が多いことがわかりました。
目 次
日経平均採用銘柄の配当データ(2019.3期版)
日経平均採用銘柄(TOPIX Core30+Large70+α)の2019.3期確定の配当データを更新しました。
手作りなので入力ミスなどあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。
データ
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📝 日経225採用銘柄の配当データ
(Japan NIKKEI225 Dividend Data)
・連続増配年数
・減配をしていない年数
・来期予測/1/3/5/10年間の平均増配率
・1/3/5/10年間の平均利回り
(Last Updated 26.May.2019)
📝 日経225採用銘柄の配当データ
(Japan NIKKEI225 Dividend Data)
・連続増配年数
・減配をしていない年数
・来期予測/1/3/5/10年間の平均増配率
・1/3/5/10年間の平均利回り
(Last Updated 26.May.2019)
【更新メモ】
- 変更
- 記念配当、一過性の特別配当を除外
- 来期増配率予測の項目を追加- 追加
- DIC(4631):日経225採用
- 出光興産(5019):日経225採用
- オムロン(6645):日経225採用- 修正
- 富士電機(6504):株式併合未反映を訂正
- テルモ(4543):株式分割を反映
- オリンパス(7733):株式分割を反映
- ユニ-ファミ(8028):株式分割を反映
- 村田製作所(6981):株式分割を反映
注目
🔔 記念配当を除外
日本企業は記念配当、特別配当を出すことがあるため、連続増配や減配していない年数が表面上は途切れたように判断されてしまいます。
そこで、一過性と思われる配当を除外し、普通配当のみで集計してみました。
※恒常的な特別配当については除外していません。
日本企業は記念配当、特別配当を出すことがあるため、連続増配や減配していない年数が表面上は途切れたように判断されてしまいます。
そこで、一過性と思われる配当を除外し、普通配当のみで集計してみました。
※恒常的な特別配当については除外していません。
※参考:S&P500採用銘柄の「減配をしていない年数」の配当データもあります。
このブログの 📄 [米国株配当データ] ページ
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
記念配当を除外すると20年以上減配していない日本企業は多い
記念配当、一過性の特別配当を除くと、日本企業の20年以上減配していない企業数は表面上の数字より2倍存在しており、30年以上減配していない企業数にいたっては10倍以上存在していることがわかりました。
※日本は日経225+TOPIX Core30+Large70
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
日経225採用の日本企業では、22%≒5社に1社が20年以上減配なし、11%≒10社に1社が30年以上減配していません。
わたしたちがイメージするほど日本企業の配当継続性は決して悪くはないということです。
「連続増配」という点では、それを株主還元評価と直結されるアメリカ企業には遠く及びませんが、株主性向を優先しがちな英国企業は「連続増配」にはこだわっていないように思いますし、「連続増配」という条件だけで現在、そして今後の日本企業の株主還元姿勢を見下すのは的を得ていないように思います。
もちろん、"減配"してしまう企業は論外なのですが、20年以上減配なしを継続してきた日本企業で来期減配を予測したのは東宝(9602)の一社のみで、その東宝(9602)は恒常的な特別配当を出すことから毎年年初は減配予測を出しており、何事もなければ来期も減配なしと期待されます。
大幅減配が話題となった日産(7201)は長期間の配当継続性の実績に乏しかったこと、またローソン(2651)は日経225、TOPIX Large70のいずれにも採用されていません。
ちなみに日本企業の20年以上連続増配の1社とは、ご存知のとおり花王(4452)です。
株主側の希望としてはアメリカ企業のように1円でも良いから毎年増配してほしいのですけど、日本企業は5円とか10円という単位がお好きなようで配当据え置きが多い印象はありますね。
おまけ:記念配当かどうか判断がつかなかった企業
各企業の有価証券報告書で記念配当を確認しましたが、どうみても記念配当と思われながらその旨の記載が無かったのは以下の企業です。
今回の集計では普通配当扱いにしてます。
というわけで、配当継続を期待できる日本企業が今後も増えてくることを期待したいです。
LINK
日本株の配当データがわかるサイト
➤IR BANK (irbank.net)
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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