新元号を迎えた今、令和経済で何が起きるかをわたしなりに予想してみました。
ひとつめは『通信5G時代』で何が変わるかです。
目 次
令和を迎えて
平成から令和に明けた今日、日本では年始を迎えるような祝賀ムードに包まれました。
昭和から平成になった時の、あの何とも表現し難い重く厳かな空気感とはまったく異なるものでした。
歴史的には令和を迎えた今回の方が特異なのかもしれません。
新元号を迎えた今、令和経済で何が起きるかをわたしなりに予想してみました。
予想Ⅰ:通信5G時代でLANは消える
もうじき確実に来るひとつに『通信5G時代』があります。
この通信5G時代で、企業のLANというものが無くなるのではないかと予想しています。
5G効果についてはスマホだけが話題になりがちですが、パソコンや電子機器を含めてすべてのデバイスがキャリアに直接繋ぐメリットが生じると考えます。
これまでは数年のサイクルで増強する通信帯域への対応を迫られ、企業は高額を投じてLANを更改し維持する必要がありましたが、デバイスのすべてをキャリアに接続することが可能なら、もはやLANというものは必要なくなるのではないでしょうか。
5Gとクラウドインフラ技術に支えられ、一層のIoTトレンドという背景が、人々にLANを捨てさせキャリアに直接接続する選択に向かわせるのではないかと思うのです。
セキュリティ的にもクラウドに置く方が安全という価値観になりつつあり、ちょうど、畳の下に現金を置くのと銀行に預けるのとどちらが安全かという転換に似ています。
通信5G時代で注目するセクター
クラウドインフラ、半導体などの有望なハイテクセクターに目を向けるのはあまりに正直すぎるというか、既に買い込まれているので投資的な妙味は小さく感じます。
わたしは成長力に疑問を持たれ放置され気味の通信セクターに注目しています。
📌 世界の主な通信キャリアのP/Eと配当利回り
※5Yは5年間平均
通信キャリアは既に契約が飽和状態とされ、通信料金の値下げ圧力も加わり、株価も低P/Eに抑えられています。
(この「飽和状態」という評価は、ことケータイに関しては毎年の新世代を無視しており、いささか疑問を投じたいところでもあります)
もし、通信5G時代で個人、企業を問わず様々なデバイスがキャリアに直接接続するとなれば「飽和状態」という評価は一変すると思います。
通信料金も電力・ガスのように規制を受けるかもしれませんが、規制を受ける事業とは逆説的に安定を意味すると思えるし、長期的なインカムゲインを目的とする投資であればむしろ妙味があります。
成長力が無い斜陽セクターと言われ続けた「たばこ株」はこの20年間で最大の投資利益を出してきたという事実も興味深くダブるところです。
今、成長力を疑われている通信セクターへの投資にチャンスが隠れているのかなと思うわけです。
(投資は自己責任で)
というわけで、あくまで素人の予想です。(次回は未定ですが「予想Ⅱ:大型M&Aの可能性について」)
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
0 件のコメント:
コメントを投稿