6/26(BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)のQ4.2019決算が発表されました。
通期増収増益も売上はQ3発表の強気の上方修正値を裏切り株価は下落しました。
目 次
- ゼネラル・ミルズ(GIS):Q4.2019決算
- 業績と配当
- わたしの投資計画
-《ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算を見て》
-《ゼネラル・ミルズ(GIS)の買い増しについて》
ゼネラル・ミルズ(GIS):Q4.2019決算
- ペットフード事業が売上増に寄与
- Q3.2019で上方修正したEPSの会社予測は上回る
- 本源売上は前年同で売上減少傾向が止まる
- 欧豪州は売上減
💬 Q4配当は$0.49の据え置き
Q3レポートの時、7月増配期待と書きましたが、増配するとしたら次のQ1.2020の10月でした。
- 売上予測はマーケット予測を下回る
- FCFは下限で前年比95%確保の見込み
📌 情報元:General Mills Inc. - Investor Relations
- ➤Quarterly Results
- ➤Quarterly Results
- 発表後の株価は最大-9.55%(終値-4.45%)の急落
💬 Q3.2019(3/20)での強気の上方修正分が帳消しされ、Q3発表前後の株価($47.24-$48.29)を寄りで探りにいったような動きでした。今後はDowngradeなどによる動きにも注意です。
業績と配当
【注意:2019値は速報】
-
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
- 配当利回り
- 5年間平均:3.47%
- 配当落日の最高:5.03%
- 配当落日の最低:3.00% - 増配率
- 2017-2018:1.03%
- 5年間平均:6.73% - 連続増配
- 15年連続増配中
- 36年間減配なし
(確認可能な記録)
…増配回数は32回(89%) - 自社株買い
- 2018:0.00%
- 5年間平均:2.56%
📍 売上と営業利益とのれん | 📍 事業別売上比率 |
📍 キャッシュフロー | 📍 ROAと配当性向 |
📍 配当実績 |
- ペットフードがセグメントとして追加される
- FCF安定も"のれん代"上昇で増配には慎重な姿勢
- 営業利益率がゆっくりと回復基調
わたしの投資計画
《ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算を見て》
Q3.2019に発表したサプライズな上方修正値を達成できなかったことは残念でしたが、決算の内容自体は悪くはなかったと思います。
四半期、通期ときっちり増収増益、来期予測も増収増益です。一頃の健康に悪いだの何だのと悲観一色だった状況とは全然違います。
買収したペットフードを除く既存事業の売上は昨期と今期でようやく売上減少傾向が止まったようです。
主力の小麦粉、苦戦していたヨーグルトが通期で前年+に転じました。もちろんハーゲンダッツのデザート部門は安定の+です。
注目のペットフードは売上事業比率で10%近くを占め、2桁台の成長力で支えてくれています。
メモ
ペットフードのBlueBuffaloはGISによる買収完了直後に日本撤退が決定したようです。
理由はわかりませんが、GISと日本企業の他事業での提携関係などが影響しているかもしれないですね。
理由はわかりませんが、GISと日本企業の他事業での提携関係などが影響しているかもしれないですね。
ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算を見る限り、株価はアナリスト期待値との関係で格差が出るかもしれませんが、食料品セクター全体の決算傾向は悪くはないかもと思いました。
今夜予定のコナグラ(CAG)さんの通期決算にも注目してみます。コナグラ(CAG)さんも前回Q3では好感された銘柄です。
決算内容は悪くないけどアナリスト予測に届かないから株価が落とされるのが投資的には一番チャンスなわけで、そういう銘柄を待てる展開になるといいですね。
《ゼネラル・ミルズ(GIS)の買い増しについて》
わたしのポートフォリオの保有率では上位10位に入るコア銘柄です。
今後も一定の保有率を維持して買い増していきたいと思っています。
"のれん代"が膨らんだ影響もあり、今のところ大きな増配は見込めないと思うので、平均取得額に接近してきたら買い増しを検討します。
あとはアナリスト予測の勝手な期待と失望の繰り返しに株価はお任せします、という気持ちです。
というわけで、今回もサプライズだったらしばらく買えなくなるから、このくらいがちょうどいいと思うようにします。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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