6/27(BMO) マコーミック(MKC)-Q2.2019とコナグラ(CAG)-Q4.2019の決算発表がありました。
後に控える食料品セクターの次期決算傾向を探ってみます。
目 次
マコーミック(MKC):Q2.2019決算発表
- コスト削減効果でEPSは前年同期比から2桁台の増益、マーケット予測もBeat
- 発表後の株価は寄りに-3.07%の下落から始まるもその後は切り返し、最大+3.62%(終値+3.48%)の上昇
コナグラ(CAG):Q4.2019決算発表
- M&Aが収益に結びつかず苦戦
- 発表後の株価は最大-13.38%(終値-12.10%)の急落
食料品セクターの次期決算傾向を探る
📌 6月に決算発表した主な食料品セクター企業の結果と株価の反応
Quarterの売上は軟調、ガイダンスも弱気傾向に出ているかと思います。
一方で各社コストダウン効果でEPSは増益傾向にあります。
コナグラ(CAG)についてはM&Aの結果が収益に出ないという状況なので、食料品セクターの傾向とは別に見た方がよいのかもしれません。
マーケット予測には及ばずとも前年比ではまずまずの決算だったゼネラル・ミルズ(GIS)とマコーミック(MKC)の決算発表後の株価は、寄りに大きく売り込まれてから切り返しほぼ高値引けしています。マコーミック(MKC)は下げ幅分を+に切り返しています。
マーケット予測との差による爆落や爆騰はいつものことですが、いつまでも馬鹿みたいに売られ続けたり買われ続けたりすることはなく、今回はすぐに決算内容が見直され株価が修正される傾向にあるかもしれません。(今のところは・・・)
💬 次の決算期で下落のタイミングを狙うなら発表後の寄りということ?
今後の決算発表は再来週(7/9)にペプシコ(PEP)が控えています。
気になる"のれん代"の売上比率
食料品セクター主力企業の"のれん代"の売上比が80%近辺と高いのが気になります。
📌 売上に対する"のれん代"比率
飲料セクターには現れていませんが、食料品セクターの売上に対する"のれん代"比率を見ると、M&Aによる競争時代を端的に表していると思います。
M&Aに乗り遅れ、"のれん代"比率が低い食料品メーカー、ケロッグ(K)、コナグラ(CAG)などがまさに苦戦しているようです。
まあでも、クラフト・ハインツ(KHC)の株価暴落までの経緯を教訓にすると、"のれん代"の行き過ぎた売上比は綻びの前兆と見た方がいいですね。
投資としてどのような防衛策をとるかは難しい問題ですけど。。。
(投資は自己責任で)
💬 アメリカに比べると日本の食料品セクターはのんびりしている、と思わずにはいられない。。。
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➤マコーミック(MKC)のQ1.2019決算発表:マーケットからの期待が高い食料品メーカー
➤昨夜のニューヨークは今後を占うイベントがいっぱいでした:コナグラ・フーズ(CAG)の決算発表など
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というわけで、次期決算シーズンを前に食料品セクターの傾向チェックでした。
LINK
➤McCormick & Co Inc. - INVESTORS
➤Morningstar - Stock - McCormick & Co Inc.
➤Conagra Brands, Inc. - INVESTORS
➤Morningstar - Stock - Conagra Brands, Inc.
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