2018-09-18

アドビ(ADBE):ITバブルを駆け抜けた真の勝者

Grüß Gott / Hello

先週「もう言われなくてもわかってます」的に好決算を発表してくれたアドビ(ADBE)です。

わたし的にはITバブルを駆け抜けた真の勝者はアドビだと思ってます。

  アドビ(ADBE)


ITバブルの高値をリーマンショック前に早々と上回り、その後もFAAMGに優るとも劣らない上昇を続けてます。

➤アドビ(ADBE)の📈チャート (YahooFinance)

参考までにITバブルのセンターにいた他の会社たち(MSFT / INTC / HPQ / CSCO / ORCL / SYMC)のチャートと比較してみてください。
みんなITバブルの高値に追いついてきたのはつい最近です。あのマイクロソフトでさえやっとこさです。
あまり話題にならず地味ですけど、いかにアドビが突出しているかがわかると思います。

長期間勝者であり続ける条件は『世界標準』『定番』となるアイテムを独占的に持ち続けるかだと思うのですが、アドビはPDF、FLV(元は2005に買収したMacromedia)という誰もが使う定番アイテムを支配し、プロフェッショナルに愛用されるデザインソフトのPhotoshop、Illustratorをも持ちます。
一時Webの世界を制圧したFlashPlayer、レイアウトソフトのPagemakerというのもありましたね。

これだけ『世界標準』『定番』を次々と世に送り出しているIT企業ってあります?
MSOfficeもiWorkもGoogleDocumentもPDF変換を機能として備えざるを得ない、つまり何を使ってもアドビにお金が入るしくみ。

ゴールドラッシュの時代に本当に儲けたのはジーンズ作ったリーバイスとつるはし作った鍛冶屋さんだったというのは有名な話ですが、IT時代の今、このアドビがやってることこそが当てはまるのではないでしょうか。

FAAMGの時代は既に終焉し、生き残るAAA(Apple+Alphabet+Amazon)時代に入ったという人もいますが、もしかしたらAのひとつはAdobeだったりして・・・なんて思ったりします。

ここまでアドビを絶賛すると、わたし自身がホルダーかのように誤解されるかもしれないので断っておきます。
わたしアドビさんのホルダーではありません。ITバブル崩壊の痛い経験のトラウマからIT銘柄への投資は今も恐いのです。

ADBEの現在のP/Eは50、FwdP/Eは34、やっぱりちょっと割高?
投資は自己責任で


というわけで、次回はその『痛い経験』のことでも書いてみようかなと思います。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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