世界最大の日用消費財メーカー、62年連続増配継続中のP&G(PG)のお話です。
洗剤ボールド(Bold)の「やまださん」のCMでお馴染みですね。
P&G:事業変革で走り続ける会社
世界最大の日用消費財メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の時価総額はおよそ2200億ドル。
日本の花王(4452)の6倍に相当します。
P&Gの歴史はアメリカ南北戦争よりも前の1837年、ローソク屋さんだったプロクターさんと石鹸屋さんだったギャンブルさんが手を組んだところから始まります。
歴史の始まりから、P&Gが得意とする『事業変革』そのものだったのですね。
洗剤、生活紙、化粧品、パーソナルケアのグローバルな事業展開についてはもはや説明不要と思いますが、バフェット銘柄で有名だったジレットを2005年に買収したように、P&Gは消費者の動向を敏感に感じ取り、次の一手を打ちに行く『事業変革』がとても早い会社です。
現在は医薬品事業に次代の成長を求めているのか、M&Aを繰り返しています。
意外なところでは、かつて食料品事業を展開しており、整形ポテチの『プリングルズ(Pringles)』はP&Gが世に送り出したものです。
ちなみに食品事業からは撤退し、『プリングルズ』は現在ケロッグ(K)が引き継いでいます。
60年以上の連続増配銘柄
「わたしの生まれる前から増配が始まっているんだ」と思うとリストの企業たちは皆、敬服するばかりですが、その中でも時価総額の規模、配当利回りでは抜群の魅力を感じるのがP&G(PG)だと思います。
NYダウ30には1932年に採用され、現在ではエクソンモービル(XOM 1928年採用)に次ぐ、古参メンバーとなっています。
記憶に新しいゼネラル・エレクトリック(GE)のNYダウ30除外で、時代の遷り変わりを実感する今日ですが、P&Gには得意の『事業変革』を武器に新しい時代を乗り越えていってほしいです。
P&Gの業績分析は難しい
アメリカ株に投資する際、特に長期投資、配当目的では、真っ先に候補に挙がる銘柄のひとつがP&G(PG)だと思いますが、この会社の業績分析をする時に注意しなければいけないのは、とにかくM&Aが多い会社なので、いろんな業績データが目まぐるしく変化します。
買収するだけでなく事業の売却もあるので、投資情報会社のデータもタイムリーに修正反映されずに売上や1株利益(EPS)がガクンと下がったように見えたりします。
M&Aによるものなのか、業績が悪化したからなのか、わたしの頭ではついていけないことが多いです。
つい数年前も見た目の業績が悪く見えてましたが、いつの間にか健康的な指標に戻ってまして、「やっぱりあの時、買い場だったのか。。。」と後悔したりします。
2019.Q1の決算は良かったようで、株価も急騰しました。
出典元:➤米国株 決算マン(@KessanMan)さん
プロクター・アンド・ギャンブル決算
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2018年10月19日
Procter & Gamble (NYSE:PG) Q1
EPS $1.12 予想 +$0.03
売上 $16.69B (+0.2% Y/Y) 予想 +$220M
株価は時間外で+2%
<FY2019ガイダンス>
売上 -2%~0% (為替の影響除くと+2%~3% Y/Y)https://t.co/Bqla1Q1kLV pic.twitter.com/EvJ2ewqyZd
というわけで、桃井さんの"SK-II(トゥー)"のCMが好きなチキンハート(CM)です。
LINK
➤Procter & Gamble Co. - Investors
➤Morningstar - Stock - Procter & Gamble Co.
米国決算情報
➤twitter.com 米国株 決算マン(@KessanMan)
➤Morningstar - Stock - Procter & Gamble Co.
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