4/24(AMC) キヤノン(7751)がQ1.2019の決算を発表しました。
先週4/18に発表したとおりの通期下方修正で悲観ムードが漂っています。。。
目 次
キヤノン(7751):Q1.2019決算発表
- 新規事業比率は計画どおり25%に上昇
- 為替は会社見込み$1=105円(1€=125円)で比較
- 新規事業の成長による後期回復を見込む
《株価の動き》
- 発表後の株価は最大-3.00%(終値-2.53%)の下落
- 下方修正を発表した4/18の株価は最大-4.17%(終値-3.96%)の下落
- 4/18~4/25では最大-7.95%の下落
業績と配当実績
🔎 グラフはクリックすると大きくなります。
- 新事業比率の30%引き上げを目指す
📍 売上と営業利益
📍 事業別売上比率
📍 キャッシュフロー
📍 ROAと配当性向
- 2016のCF減はキヤノン(旧東芝)メディカルの買収
📍 配当と増配率
- 配当利回り
- 5年間平均:4.34%
- 配当落日の最高:5.33%
- 配当落日の最低:3.81%- 増配率
- 2017-2018:0.00%
- 5年間平均:4.41%- 連続増配
- 32年間減配なし…増配回数は17回(53%)- 自社株買い
- 2018:0.00%
- 5年間平均:0.94%
鍵を握る新規事業
カメラ事業の大幅縮小については想定の範囲内ですが、すべての事業部門で前年同期比減収減益となったことは悲観材料と言わざるを得ません。
欧州の需要減速とユーロ為替による影響とのことですが、後期に向けて新規事業を中心に巻き返せるかが鍵となりそうです。
新規事業とは、商業印刷、メディカル、ネットワークカメラ、産業機器を指します。
縮小が予測されるカメラとオフィス分野を新規事業でフォローし、さらに成長に結びつけられるかが焦点です。
中でもキャノンメディカルを柱にメディカル事業の成長に注目しています。
また、最初は大した規模ではないという印象だったネットワークカメラ分野も防犯意識の高まりなどから市場規模が拡大しているようです。
《他社比較》
カメラと複写機の主要メーカー過去5年間の売上推移を比較すると、キヤノン(7751)のみがプラスを維持しています。
キヤノン(7751)がカメラと複写機分野の縮小を予測し、いち早く新規分野への進出を計った効果が現れていると思います。
わたしの投資計画
引き続き "Buy&Hold" のスタンスです。
購入間隔と配当利回りを目安に買い増しを継続します。
なので、わたし的には今のところ買い増しチャンスが続く「ほどほどでまちまちな決算」がしばらく続くのが良い、とポジティブに考えています。
💬 気になる増配のこと
財務的にはキャノン(旧東芝)メディカル買収で生じた負債を今後2年間で完済の予定なので、完済すれば安定した増配ペースを回復してくれると期待しています。
ただし、今後もM&Aは計画しているようなので、あっと驚く大型買収があれば話は別ですけど。
財務的にはキャノン(旧東芝)メディカル買収で生じた負債を今後2年間で完済の予定なので、完済すれば安定した増配ペースを回復してくれると期待しています。
ただし、今後もM&Aは計画しているようなので、あっと驚く大型買収があれば話は別ですけど。
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というわけで、令和のキヤノンに期待しています。
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