格付投資情報センター(R&I)が投資信託を販売する会社に5段階の格付を発表したとのことですが、その内容にはあまり興味がありません。
本当に必要なのは「格付けの格付け」だと思います。
本当に必要なのは「格付けの格付け」
格付け会社は、企業の業績を勝手に予測しては「アップグレード」だの「ダウングレード」だのと株価を動かしておきながら、その勝手な予測が外れると先頭切って株価を逆に動かしマーケットを混乱させます。
短期的なレーティングによる決算発表後の株価の動きなどは呆れるほどで、格付けや業績予測をした会社の自作自演のインサイダーを疑うくらいです。
彼らの格付け理由などを聞いていると、わたしたち趣味のブログと大差なく、ニュートンのりんごの頃から知ってますよ、と思うレベルなのですが、株価だけは激しく動かすから性質が悪いです。
企業や投資信託(ETF)の格付け、レーティングも結構ですが、本当に必要なのは「格付けの格付け」だと思います。
こぼれ話
💬 ある人がこんなことを言ってました。
予測する能力のある人はアナリストなんてやっていない。予測できないからアナリストやってるんだよ。
なるほど・・・
予測する能力のある人はアナリストなんてやっていない。予測できないからアナリストやってるんだよ。
なるほど・・・
ゴールドマン・サックスの格付けを格付け
格付けをする会社同士で「格付けの格付け」をやりあえば面白いのに、彼らはそういうことはやらないですよね。
下のリストはゴールドマン・サックスのNYダウ採用銘柄へのレーティング履歴とその後6か月間の騰落幅です。
📌 Goldman' Rating (情報元:➤FINVIZ.com)
かなり甘めに見てあげても、半分近くは5段階(SS-S-A-B-C)で最低のCは免れないと思います。
ゴールドマン・サックスさんだけを取り上げるのは可愛そうなので、他の会社さんのも時間があったらチェックしてみたいと思います。
「格付け」には責任を持たせるべき
低い格付け、アンダーパフォームを付けられた企業や投信(ETF)の買いが控えられてしまうなら、格付けした会社の信頼度も明らかにしてもらった方が良いと思います。
たとえばこういうルールはどうでしょうか。
- レーティングをする会社はその対象銘柄に関係する取引を発表前後の決められた日数してはいけない
- レーティング前後の取引量をインサイダー取引規制としてもっと厳しくチェックする
- 短期間に逆方向のレーティングをした場合は、対象銘柄へのレーティングを長期間できないものとする
- レーティングをする会社はその結果について自己採点して発表すること
というわけで、格付けするならそれなりの責任を持ってやっていただかないと・・・
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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