2/26(BMO) 食料品メーカーのJMスマッカー(SJM)がQ3.2019の四半期決算を発表しました。
ペットフードの売上増(+35%)が決算を支えました。
目 次
JMスマッカー(SJM) Q3.2019
- 発表後の株価は最大+8.15%(終値+4.98%)の上昇
先週のクラフトハインツ(KHC)惨劇に決算前のJMスマッカー(SJM)が連れ安しましたがこの決算好感で株価は戻りました。
※食料品セクターの主要企業で連れ安のまま残るのは今日2/27(BMO)決算予定のキャンベルスープ(CPB)になります。
📌 情報元:JM Smucker Co - Investor Relations (jmsmucker.com)
- ➤Q3 FY19 The J.M. Smucker Company Earnings
- ➤Q3 FY19 The J.M. Smucker Company Earnings
事業別売上:伸びたペットフード、苦戦する加工食品
(グラフはクリックすると大きくなります)
📍 Q3.2019 事業別売上前年比
ペットフードの売上が前年比+35%で全体の37.7%を占めています。
コーヒー事業は堅調、一方、主力の加工食品は-17%と引き続き苦戦が続きます。
そのうち、JMスマッカー(SJM)はペットフードの会社と言われてしまうかもしれません。
業績推移と配当実績
《業績推移:Financials》
📍 売上推移と営業利益
📍 キャッシュフロー
(過去のデータ元:Morningstar)
《配当実績:Dividends》
※Yrs.は連続増配年数, eYrs.は減配していない年数(">"は表示年数以上)
JMスマッカー(SJM)は21年連続増配継続中、確認できる限りでは25年間減配がありません。
食料品セクターの中では増配率が優秀で昨年6.13%、5年間平均7.56%、表にはありませんが10年間平均では9.10%です。
ゼネラル・ミルズ(GIS)、ケロッグ(K)と比較して高い増配率です。
📈 JMスマッカー(SJM)長期チャート
株価は2016年をピークに下降トレンドに入っていますが、その分、配当利回りが上昇し現在3.20%です。
一定の高成長時期を抜けてゼネラル・ミルズ(GIS)やケロッグ(K)の配当利回りに近づくのではないかと思われます。
ちなみに2016年の突出した上昇はクラフトハインツ(KHC)の買収候補に噂された要因もあります。
このブログの 📄 [米国株配当データ] ページ
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
わたしの投資計画
購入したい銘柄です。
緩やかに上昇する配当利回りと緩やかに抑えきた増配率のバランスからこのあたりが仕込み時かなと思っています。
今決算期は食料品セクターで企業別の好悪格差が目立っていたので、個人的にはJMスマッカー(SJM)の"ほど良い悪決算"を密かに期待して一段落ちを待っていたのですが、都合のよいずるいこと考えるとダメですね~
引き続きウォッチリストに入れて購入のタイミングを注視していきたいと思います。
こぼれ話
食料品メーカーは現在の健康指向が逆風とされていますが、行き過ぎた指向は好景気特有の現象とも思っています。
日本のバブル期にも「甘くないケーキが美味しいケーキ」とみんな言ってました。
景気が減速し疲弊してくると、人は甘いものに戻ってくる。。。ピーナッツバターはアメリカ人の定番アイテムです。
日本のバブル期にも「甘くないケーキが美味しいケーキ」とみんな言ってました。
景気が減速し疲弊してくると、人は甘いものに戻ってくる。。。ピーナッツバターはアメリカ人の定番アイテムです。
(投資は自己責任で)
というわけで、今日予定のキャンベルスープ(CPB)の決算が終わったら明暗を分けた食料品セクターの今決算を整理してみたいと思っています。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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