NYダウ採用30銘柄のXmasセールからの反発度を調べてみました。
ついでにTopixCore30採用銘柄も調べてみました。
目 次
調査の目的と内容
昨年10/1に高値をつけたNYダウは、12月下旬に"フラッシュ・リセッション"とも言われ出したXmasセールでの急落を迎えました。
その後、NYダウは一気に60%以上反発して現在に至ってますが、各銘柄別ではどの程度反発しているのか、反発せずに出遅れている銘柄は何かを調べてみます。
アメリカ株はNYダウ採用の30銘柄+α(指数,S&P500,AMZN,GOOGL,WTI原油)、日本株はTopixCore30採用銘柄+α(指数ETF(1344),ファーストリテ(9983))を対象としました。
比較のグラフは、9/24週以降の高値を基準に12/24週の安値を下落率(グラフの赤枠)とし、そこから2/1までの反発位置(グラフの青枠)を表しています。
※グラフはクリックすると大きくなります。
NYダウ採用30銘柄のXmasセールからの反発度
P&G(PG)とボーイング(BA)の反発度が抜けており、"フラッシュリセッション"の下落を取り戻しています。
対して、反発度が30%未満と弱いのはアップル(AAPL),ダウデユポン(DWDP),ベライゾン(VZ)などです。
NYダウ(DJIA)は63.97%、S&P500は60.67%の反発度ですが、テクノロジー(INTC,CSCO)、金融(TRV,V)、ヘルスケア(MRK,UNH)、小売(NKE)、石油(CVX)など幅広いセクターで指数以上の反発をしている銘柄があります。
同じセクターでも反発度が弱い銘柄もあり、セクター別に反発度の傾向があるわけではなく個々の銘柄で差が生じています。
今決算の特徴的な傾向でもある「セクターよりも個別」、好感されたものは必要以上に上がり、嫌気されたものは必要以上に下げる、ただし、いつもの決算期に見られるような同セクターへの波及は限定的な点で一致していると思います。
🌸 実際に投資するかは別ですが、個人的に面白いと思ったのは
- ユナイテッド・テクノロジー(UTX)
- 決算は好感されたものの、反発ペースがのんびりしていて出遅れ感がある - アップル(AAPL)
- 原油WTIと比較しても、もう少し戻っても良いと思う=割安?
TopixCore30採用銘柄のXmasセールからの反発度
NYダウに対し、ここまで日経225が35.19%、TopixCore30が21.90%と日本株は円高も影響したのか反発度が弱いです。
個別銘柄でNYダウ(DJIA)なみに60%以上反発したのは、JR東海(9022)、三菱地所(8802)、JR東日本(9020)、ホンダ(7267)の四銘柄のみ。
意外なのは花王(4452)の反発度が8.41%と低いことです。本日(2/5)は昨日発表の決算を好感され上昇していますが、それでもまだ20%ほどです。
酷いのは毎度指数を左右しまくるファーストリテ(9983)で、反発どころかさらに50%以上下落しています。
🌸 日本株で面白いと思ったのは
- 花王(4452)
- なんでしょうね、この反発度の低さは? - 三菱UFJ(8306)
- 昨年から割安が指摘されている上に反発度が弱く、配当利回りが魅力 - ソニー(6758)
- 昨日2/4は先週末の為替影響による下方修正が嫌気され大幅下落、Xmasセール直後の株価に戻っている。ほとぼり冷めれば・・・
というわけで、自分のポートフォリオ銘柄でも反発度をチェックしてみると面白いと思います。
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➤Yahoo! Finance (US)
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➤United Technologies Corp - Investors
➤Morningstar - Stocks - United Technologies Corp
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