アメリカの生活必需品セクターの今決算がほぼ出揃いました。
銘柄別の決算結果と発表後の株価の動きを一目でわかるように🔮バブルマップにしてみました。
目 次
米国生活必需品セクターの決算と発表後の株価変動マップ
🔮 バブルマップの見方
- 横軸(X)がQ-EPSの対市場予測(%)、縦軸(Y)が発表後1日の株価変動率(%)
- バブルの大きさは時価総額(2/27時点)
- 常識的には"/"状にバブルが散らばっていくと思います。
- EPSがBeatなのに株価下落は売上orガイダンスが悪かったと解釈できます。
- アルトリア(MO)はペプシコ(PEP)と同じポジションです。
【訂正】CHDのデータに誤りがありました。(2/28 23:00差替)
マップに売上の対市場予測も表現したいのですけど良いアイデアが思い浮かびません・・・
今決算期の傾向
今決算期は同じセクターでも好い決算と悪い決算の格差が目立ち、そして、それ以上に株価が過剰に反応しているように感じます。
通常の決算期であれば同じセクターで決算内容は似る傾向があり、株価の方も良い内容がひとつあれば上昇する場合、悪い内容がひとつあれば下落する場合と決算期によって特徴があるのですが、今決算期の内容は非常にばらばらな印象があり、マーケット全体の転換期との関連性が気になるところです。
注目の生活必需品セクターでは、これまで優良、もしくは著名な投資家が保有することで信用されてきた銘柄の決算が嫌気され、その内容以上に株価が叩き落とされていると思います。
一方、下方修正を懸念されていた銘柄は市場予測を覆す決算内容で株価を上昇させました。
決算発表後の株価の騰落域にひとつ重要なファクターを挙げるなら、P/E です。
特に下落した銘柄について、P/Eを目安に株価が動いたとしたら、不安定な相場局面を反映しているように思います。
個別の銘柄について
《決算も株価の反応も良かった銘柄:バブルマップの右上エリア》
- 長期的な下降トレンドにあるキャンベルスープ(CPB)、JMスマッカー(SJM)、ゼネラルミルズ(GIS)がそろそろ転換するか今後の注目だと思います。
- 次期決算発表のトップは恒例になりますが、3/20(BMO)ゼネラルミルズ(GIS)です。
《ガイダンスが良くて株価が上昇した銘柄:バブルマップの中上エリア》
- コスト,為替,地政学など流動的要素を含む点が微妙です。
- モンデリーズ(MDLZ)は日本のヤマザキ(2212)との取引経緯などから個人的には良い印象がありません。
【訂正】CHD削除(2/28 23:00)
《ガイダンスが悪くて株価が下落した銘柄:バブルマップの中下エリア》
- コカコーラ(KO)はここまで落とされる内容かなという印象です。
- マコーミック(MKC)は期待されすぎだったと思う。
- いずれも発表前のP/Eが20倍を超えていた銘柄です。
《決算も株価の反応も悪かった銘柄:バブルマップの左下エリア》
- 残念ながらKHCは事故のレベル
《群れから離れてる銘柄》
というわけで、他のセクターやNYダウ30でも同じ調査をしてみたいです。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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