ウォーレン・バフェットさん率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK)の昨年末(Dec-31-2018)時点のポートフォリオが発表されました。
わずかですがアップル(AAPL)株の売却が確認され波紋を呼んでいます。
目 次
バークシャー・ハサウェイ(BRK)のポートフォリオ (Dec-31-2018)
バークシャー・ハサウェイ(BRK)のポートフォリオは以下のサイトでわかります。
📌 情報元:DATAROMA (dataroma.com)
➤ - Warren Buffett - Berkshire Hathaway' Portfolio
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🔔 わたしが注目したBRKの動向
アップル(AAPL)の売却はどこまで本気なのか
今回、バークシャー・ハサウェイ(BRK)が売却したアップル(AAPL)株は保有分のわずか1.14%にすぎません。
IBMの売却を開始した時は保有分の20.52%を売却したので、それから比較するとあまりに規模の小さな売却です。
ロイターによれば、バークシャーのファンドマネージャーの一人が自身の運用責任の範囲で資金確保のためにアップル(AAPL)株を売却したとも伝えられています。
アップル(AAPL)株はバークシャー・ハサウェイ(BRK)の構成比率第1位のコア銘柄になっていますので、わずかでも売却したとなれば衝撃的なニュースになるのはファンドマネージャーなら理解しているはずで、この売却を今後どう判断したら良いのかは迷うところです。
もともとアップル(AAPL)を購入し始めた時もファンドマネージャーの一人の判断からとも思われるので、今後、バフェットさんも認める本格的な売却に拡大してしまうのか、真相のヒントはバークシャー・ハサウェイ(BRK)の決算発表まで待たれます。
このポートフォリオは昨年12月31日時点のものなので、年が明けてもアップル(AAPL)株の売却が続いているのかは不明です。
1月3日のアップル(AAPL)の急落を受け、割安判断で逆に買い増し・・・なんてサプライズはあるでしょうか。
金融セクターは引き続き買い増し
アップル(AAPL)の売却に注目が集まりますが、一番大きな動きは金融セクターです。
・ウェルズ・ファーゴ(WFC)
今回もウェルズ・ファーゴ(WFC)の売却がありますが、こちらは米連邦準備制度から持株比率10%に抑えるよう指摘された分なので予定通りの売却と思われます。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)は2018年に7.42%の自社株買いを実施し、バークシャー・ハサウェイ(BRK)は同年通算で7.37%のWFC株を売却したのでほぼぴったり合います。
・その他の金融株
前四半期(Q3.2018)に新規購入した、トラベラーズ(TRV:+68.14%),JPモルガン(JPM:+40.52%),PNC(+35.74%)をQ4.2018でもそれぞれ大量に買い増しています。
構成比率第2位のバンカメ(BAC:+2.16%)もわずかですが比率を上げています。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)の売却分をはるかに超える額なので、金融セクターについては純粋に買い増しモードだと思われます。
ということは、普通に考えればバークシャー・ハサウェイ(BRK)はFOMCの金利政策は気にしていない、と見ることも出来るのではないでしょうか。
その他のセクター
・ゼネラルモーターズ(GM)
金融セクター以外で大きな動きを見せたのがゼネラルモーターズ(GM:+37.76%)の買い増しです。
1月上旬にもGMがニュースなく上昇していたので、今なお買い増しを続けている可能性もあるかと思います。
・ハイテクセクター
オラクル(ORCL)の100%売却とレッドハット(RHT)の新規購入も話題になっていますが、この辺の出し入れはいつものことなので取り上げるほどのことではないと思います。
レッドハット(RHT)はIBMからの買収を既に定額で受けており、好決算に転じたIBM株を再び有利な条件で持つのであれば面白いですね。
・コカコーラ(KO)とアメリカン・エクスプレス(AXP)
不動の投資先=コカコーラ(KO)とアメリカン・エクスプレス(AXP)に変動はありません。
わたしの思うところ
年初に「2019年はウォーレン・バフェットさんについていこうかな」という記事を書きましたが、今回のポートフォリオにはクリスマスクラッシュが十分反映されていないと思うので、バークシャー・ハサウェイ(BRK)の決算発表でのバフェットさんのコメントを待ちたいところです。
特に年明けからの彼の相場観を知りたいです。
アップル(AAPL)についてはバフェットさんが強気に買い増しているならと検討もしていたのですが、今回の件ですこし興味は冷めています。
金融と自動車の買い増しはいろんな意味で個人的には勇気をもらいました。特に保険のトラベラーズ(TRV)の買い増しは心強く嬉しく思います。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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