ちょっと遅れましたが、アドビ(ADBE)のQ1.2019決算内容をまとめてみました。
私自身の備忘録です。
目 次
アドビ(ADBE) Q1.2019決算発表
3/14(AMC) アドビ(ADBE)のQ1.2019決算発表がありました。
- Q1.2019決算は市場予測を上回るも買収処理の影響で利益率は抑えられる。
- Q2.2019予測は市場予測を下回り発表翌日の株価は最大-5.85%(終値-3.96%)の下落
- Full.2019予測は上方修正…下期に利益率回復を見込む
📍 情報元:Adobe Inc.
- ➤Q1 FY2019 earnings press release (PDF)
- ➤Q1 FY2019 earnings press release (PDF)
ディズニー(DIS)に買収されたフォックス(FOX/FOXA)に代わり、アドビ(ADBE)が3/20からS&P100に採用されます。
アドビ(ADBE)の業績推移
📍 売上と営業利益とのれん代
※Goodwill(グレー):のれん代
(グラフはクリックすると大きくなります)
(グラフはクリックすると大きくなります)
📍 キャッシュフロー
売上と営業利益の伸びはFANGにも引けを取らない一方で、あまり投資する必要がないのか営業CFがほぼフリーCFになっています。
この点が巨額の投資を続けるFANGとは決定的に異なる点で、アドビ(ADBE)の確立した強固なビジネスモデルを物語っていると思います。
ひとつ気になるとすれば、のれん代が昨年$10.58binに達しており、売上($9.03$)を上回っている点ですが、過去5年を見ると、もともと売上に対するのれん代比率は高いようです。
今決算でも買収処理が営業利益率縮小に影響したようです。
アドビ(ADBE)の株価と株主還元
アドビ(ADBE)は昨年9/12の高値$277.61からクリスマスのフラッシュリセッションで$204.95と26.17%下落しました。現在までの回復率は97%でほぼ昨年の高値を取り戻しています。
他のIT銘柄が高値を取り戻すのに苦戦する中、業績が安定しているアドビ(ADBE)らしい強さを見せつけています。
あのITバブル崩壊からの反発でも驚異的なスピードでリーマンショック前(2007年)に回復、あのマイクロソフト(MSFT)をなんと10年も凌ぐ早さなのです。(マイクロソフト(MSFT)がITバブルの高値を回復したのは2016年)
アドビ(ADBE)は2005年3月まで配当を出していましたが、現在は無配方針、自社株買いも年1~2%の範囲で株主還元にはあまり積極的ではありません。
ITバブル以前からITの中心に存在し、今なお新興企業のように株主還元なく株価を上昇させ続けているのはアドビ(ADBE)以外にはなかなか思い浮かびません。
(投資は自己責任で)
というわけで、アドビ(ADBE)は株主還元がまったくないのでいつも見ているだけですが。。。凄いと思います、この会社
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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