3/20(BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)のQ3.2019決算が発表されました。
コスト圧縮効果で通期の減益予測が増益予測へ上方修正されました。
目 次
ゼネラル・ミルズ(GIS) Q3.2019決算発表
- 主力の北米シリアルと小麦粉、コンビニ売上が好調
- 北米のスナックとヨーグルト売上は軟調続く
- フリーキャッシュフローも95%→105%へ上方修正
- 為替影響は-1~2%
📌 情報元:General Mills Inc. - INVESTORS
- ▲General Mills Reports Strong Fiscal 2019 Third-Quarter Results And Updates Full-Year Guidance
- ▲General Mills Reports Strong Fiscal 2019 Third-Quarter Results And Updates Full-Year Guidance
- 発表日の株価は最大+4.78%(終値+2.2)の上昇
- FOMCに揺れてマーケット軟調のこの日、一時S&P500のTopWinnerの逆行高
業績推移と配当状況
📍 売上と営業利益
(グラフはクリックすると大きくなります)
📍 キャッシュフロー
※情報元:Morningstar
課題であった売上がペットフード事業のM&A効果もあり上昇に転じました。
営業利益率とキャッシュフローは引き続き安定しています。
💰 配当について
ゼネラル・ミルズ(GIS)は一昨年2017年7月に実施した増配から6四半期配当を据え置いています。現時点の配当利回りは4.06%です。
今決算の上方修正とキャッシュフローの状況から今年2019年7月には増配が期待されます。
ゼネラル・ミルズ(GIS)は15年連続増配中、確認できる期間では36年間減配なし、増配実施は32回(実施率は88.89%)です。(1901年から減配していないとの噂もありますが確認できる情報元はなし)
株価とわたしの投資計画
昨年上期に食料品物流のコスト増をいち早く見抜いたのがゼネラル・ミルズ(GIS)でした。彼らは小麦粉という食料品事業の中流における圧倒的なシェアを持つので敏感に察知したのだと思います。
他の食料品セクターの多くが強気な業績予測を続ける中、ゼネラル・ミルズ(GIS)は下期へ控えめな業績予測を出したことで株価が低迷しました。ペットフード事業の買収処理の影響もあったかと思います。
しかし、2018年10-12月実績の食料品セクターの各決算発表を見れば、ゼネラル・ミルズ(GIS)の予測は正しかったようです。
食料品セクターではこのコスト増の予測と圧縮対策が出来た企業と出来なかった企業で2018年10~12月実績の明暗が分かれたと思います。
💸 わたしの投資計画
ゼネラル・ミルズ(GIS)はわたしのポートフォリオではコア銘柄のひとつです。
配当利回りを目安に今も買い増しを続けています。
長年の配当実績が一番の理由であることは間違いないですけど、業績予測、リスク管裡、事故対応などにとても誠実さを感じる企業です。
とにかく大風呂敷を広げないところがとても良いと思います。
配当も連続増配を意識しすぎて無理に増配するようなことはしない企業で、確実に配当を守り続け、増配する時はドンと増配してくれる印象です。
ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算は食料品セクターの予測指標
ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算発表は他の企業より1か月ほど前にコールされるのが恒例となっています。
食料品事業の中流(穀物)から下流(加工食品)を担うため、わたしは後続の食料品セクターの決算傾向を予測する重要なイベントとして注目しています。
今回の決算では、中流(穀物)の売上が好調、下流(加工食品)の売上は一部軟調との結果です。
今夜3/21(BMO)のコナグラフーズ(CAG)の決算発表で食料品セクターの次期決算の傾向がさらに予測できるかもしれません。
(投資は自己責任で)
というわけで、ゼネラル・ミルズ(GIS)の好決算にひとまず安心しました。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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