昨夜(8/15)のアメリカは為替も株式も意味不明なめちゃくちゃな動きでした。
一昨日(8/14)のNYダウ-800暴落なんかより、不可解な現象だったと思います。
目 次
- 昨夜のNYマーケット
- 債券バブル
- 決算メモ
- ウォルマート(WMT)
昨夜のNYマーケット
《 8/15 NY 》
- NYダウ:+99.97
- 為替:乱高下
💰 ドル円:1日チャート
- 債券:2Y/10Y/30Yともに買い=利回り急低下
- 金:じわじわ上昇
- 原油:大きな変動なし
昨夜のNYは結果+で引けてますが、場中は前日終値を挟んで+と-を行ったり来たりでした。
場中の安値は-800を超えた前日の安値をさらに下回る今週の最安値であり、引け+99.97はあまりに寂しい反発です。
一方、寄り付き前に発表されたアメリカの小売売上は前月比+0.7%(予想+0.3%)でとても良かったです。
これまでなら利下げ観測が後退するという理由からドル高&株安でしたが、昨夜のNYはめずらしくドル高に対し寄り付きは株高で反応しました。
前日NYダウ大幅安の反発もあるでしょうから、この株高が好い経済指標に反応したものかどうかは寄り付き時点では微妙なところでしたが、その後ドル安&株安に一転したのを見ると、あれだけアナリストたちが理由に並べていた「利下げ期待相場」はどこかへ消えてしまったようです。
かと思えば為替だけが乱高下する場面があり、その乱高下が収まるやいなや今度はNYダウ,S&P500が今週の最安値をつけにいくなど、めちゃくちゃな動きでした。
一昨日からの激しい債券の変動に振り回されたというのが結果かもしれませんが、
NYマーケットが壊れたかと思いました。
債券バブル
📍 米国債利回り
※8/14に一時2Y/10Yの逆イールド発生
債券はバブル状態で、特に一昨日からの米債券買いは異常なレベルです。
急激なリスクオフでは普通のことだと思いますが、まず2Y債が買われ、10Y債、30Y債と続き軒並み利回りが記録的な低利回りを記録しています。
騒がれている「逆イールド」なんてものはその過程で起きてしまう結果に過ぎないと思います。
破壊が起きたから逆イールドが発生するわけで、逆イールドが起きたから破壊が起きるわけではないでしょう。
また、欧州を中心に軒並みマイナス金利傾向にあり、10年債では日本国債が利回り有利と言われだす始末です。
「日本国債が利回り有利」なんて久しく聞いたことがない状況です。
📍 各国10年債比較
今後、日本国債が有利と浸透した場合に円高は当然としても、それ以外にどういうことが起きるのかな?
結局のところリスクオフトレンドとして「金(Gold)は嘘をつかなかった」ということですね。
決算メモ
《8/15 BMO》
- ウォルマート(WMT)
- 既存店売上堅調,マーケット予測を上回る
- ネットビジネス37%増収,店舗連携の強みを活かす
- 対中影響の対策をアピール
- EPS通期見通しを上方修正
- 発表後の株価は最大+7.01%(終値+6.11%)と急騰
💬 アマゾン(AMZN) vs ウォルマート(WMMT)に巻き込まれる小売業者は大変だと思う・・・小売業界の激しい競争の歴史は繰り返す
というわけで、今夜のアメリカを残していますが、マーケットとしては今週はいろいろあって面白いです。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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