2019-07-25

コカコーラ(KO)とボーイング(BA)のQ2.2019決算発表

Grüß Gott / Hello

7/23(BMO)コカコーラ(KO)、7/24(BMO)ボーイング(BA)を中心とした決算発表の備忘録です。

  目 次



  コカコーラ(KO):Q2.2019決算発表


《決算内容》

Q2.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上
$9.99B
+12.36%$8.90BMet
+0.10%
$9.99B
本源+6.05%$9.42B
EPS$0.63+5.00%$0.60Beat+3.29%$0.61
- Global Ventures, Bottling Investmentsが売上増に寄与
- 懸念されたアジア(中国)は売上8%増と好調

Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
売上+12%(down)+12%~13%
Miss
$37.36B
本源+5%up+4%
EPS-1%~1%--1%~1%Met$2.10
- 本源売上の上方修正に対し前年比上限は下方修正=縮小リスク
- 通期EPSの見通しは変更なし

  📚 情報元:Coca-Cola - INVESTORS
      ➤Coca-Cola Reports Continued Momentum in Second Quarter

《株価の動き》

📈 KOの株価チャート

- 発表後の株価は最大+6.68%(終値+6.07%)と急騰し新高値を更新

📍 KO:過去1年の決算と直後の株価反応


💬 チキンハート(CH)の思うところ

数年来の売上減少傾向が下げ止まったこと、堅調なアジア、群を抜く優れた営業利益が評価されたのでしょう。

あれだけ売上が落ちても営業利益が落ちなかったのはやっぱり凄いこと。

今回、いくぶん都合のいい数字ばかり拾われているのではと疑う面もあるのですが、春先に割高と投資を見送ったわたしの判断は誤りだったと認めざるを得ない結果です。

🔖 このブログ内の関連記事:前四半期決算
  ➤コカコーラ(KO):Q1.2019は逆襲の好決算

  ボーイング(BA):Q2.2019決算発表


《決算内容》

Q2.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$15.75B-35.08%24.26BMiss-15.09%$18.55B
EPS-5.82$-275%$3.33Miss-411%$1.87
- 737MAX問題で前年同期比減収減益
- 四半期過去最大の赤字、上半期でも赤字転落
- CFへの影響が懸念されるレベル

Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
売上$109.5 - $111.5$91.73B
EPS$19.90 - $20.10$13.11
- 737-MAX問題で通期見通しの提示は先送り
- Outlook (The following quote from Boeing - INVESTORS)
  The previously issued 2019 financial guidance does not reflect 737 MAX impacts. Due to the uncertainty of the timing and conditions surrounding return to service of the 737 MAX fleet, new guidance will be issued at a future date.

  📚 情報元:Boeing - INVESTORS
      ➤Quarterly Reports

《株価の動き》

📈 BAの株価チャート

- 発表後の株価は最大-3.50%(終値-3.12%)の下落

📍 BA:過去1年の決算と直後の株価反応


💬 チキンハート(CH)の思うところ

通期ガイダンスが提示できない現在の状況で投資判断保留の慎重なステータスが多いみたい。

アナリストたちは今のところ将来の影響は最終的には限定的と楽観視しているようで、「事故は買い」が先行しているようにも見えます。

強気の印象があるボーイング(BA)経営陣から"長期的なCFへの影響"という弱気発言が飛び出したことが気になるところ。

今参入するのはちょっとリスクを感じます。



  その他の注目企業の決算発表


📌 NYダウ構成銘柄の決算と株価の反応 (~Jul.24)
(🔎 グラフはクリックすると大きくなりました)

※BAの本来のSurprise値は-411.00%


  • キャタピラー(CAT)
    - Q2.2019の売上,EPSともにマーケット予測を下回りEPSは2桁台のMiss
    - 通期ガイダンスは売上,EPSとも修正なし
    - 発表後の株価は最大-6.99%(終値-4.48%)と下落

  • AT&T(T)
    Q2.2019
    実績
    前年同期比対市場予測
    増減前年Surprise市場
    売上$44.95B+15.41%$38.99BBeat+0.33%$44.85B
    EPS$0.89-2.20%$0.91Met0.00%$0.89
    - 全事業で+成長を維持
    - 注目のWarner Bros.はゲーム事業で成長

    Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
    売上$183.03B
    EPSlow single digits-low single-digitMet$3.56
    - 通期EPS見通しは維持、マーケット予測とも一致

    - 発表後の株価は最大+4.05%(終値+3.58%)の上昇

    📍 T:過去1年の決算と直後の株価反応



  • フェイスブック(FB)
    - GAFAの一角はマーケット予測をBeat All
    ※ニュースを見ただけで同社の決算書に目を通してはいません。(見る気ない・・・)

※正確な決算発表内容はご自身でもご確認くださいね。


  わたしの投資計画


何度も同じことを言っていますが、この四半期決算は業績が堅調に推移してきた企業は好決算を出しても評価が薄いようです。

一方で過去1年くらいに業績失速で低評価に放置されたことがある企業はノーマル決算でも内容以上に評価=買い戻されているように見えます。

また、マーケット予測を下回る悪決算企業についても、-10%を超えて急落するような銘柄は今のところほとんど見当たりません。

S&P500が高値を更新する原動力は、放置銘柄の底上げ底堅さと一旦売られた中小型、ハイテクの買い戻し、ということになるでしょうか。

来週のFOMCを前にして、商い薄も底打ちし上向けに動き出した感じがしますが、投機組のトラップには注意が必要かと思います。


わたしは来週のFOMC結果とマーケットの瞬間的な反応の後に来る調整を狙いたいと思っています。

FOMCまでに動くとしたら、放置組の悪決算銘柄のみに絞ります。

今月は一度も買いに動いていないのですが、不思議に"買いたい病"になっていない。。。

センスのないわたしがこう思うということは今が買い時ということも十分考えられるのだけど、チキンらしく怪我しないことを最優先にします。

(投資は自己責任で)


というわけで、今夜はユニリーバ(UL), スリーエム(MMM), ブリストル・マイヤーズ(BMY)などの決算発表があります。AMCにはアマゾン(AMZN),アルファベット(GOOGL),インテル(INTC)もあるようですね。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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