2019-04-24

コカコーラ(KO):Q1.2019は逆襲の好決算

Grüß Gott / Hello

4/23(BMO) コカコーラ(KO)がQ1.2019増収増益、マーケット予測を上回る好決算を発表しました。

この日のマーケットはS&P500が史上最高終値を更新しています。

  目 次



  コカコーラ(KO):Q1.2019決算発表


Q1.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$8.02B+5.25%$7.62BBeat+1.65%$7.89B
EPS$0.48+2.13%$0.47Beat+4.35%$0.46
- マーケットのEPS減益予測を覆し前年同期比も上回る
- 売上比率では脱Cokeの構造改革が進む

Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
売上+12%~13%-+12%~13%Beat$34.8B
EPS-1%~1%--1%~1%Met$2.09
- 通期ガイダンスに変更はなし
- 本源売上は+4.0%
- 買収などによる売上増を+8%~9%を見込む

  📌 情報元:Coca-Cola Co. - INVESTORS
      - ▲Coca-Cola Reports Solid Operating Results in First Quarter


- 発表後の株価は最大+2.78%(終値+1.71%)の上昇
- 通期ガイダンスの上方修正がなかったことで上昇率は抑えられた?

  業績と配当実績


🔎 グラフはクリックすると大きくなります。

📍 売上と営業利益

📍 事業別売上比率

📍 キャッシュフロー

📍 ROAと配当性向

- 会社予測どおりなら売上減少は止まりそう
- Coke以外の事業(コーヒー,健康飲料)が拡大傾向
- 強固な営業利益率がこの会社の強み
- 2017は米税制改革による一時費用計上
- 増配率の一方的な縮小傾向が気になるところ
- 会社予測のEPS下限でも今期の配当性向は正常化しそう(≒75%)

📍 配当実績

  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.15%
    - 配当落日の最高:3.44%
    - 配当落日の最低:2.77%
  • 増配率
    - 2018-2019:2.56%
    - 5年間平均:5.59%
  • 連続増配
    - 57年連続増配中
  • 自社株買い
    - 2018:0.51%
    - 5年間平均:1.14%

  わたしの投資計画


コカコーラ(KO)については悩んだ末にもう一段の下落(配当利回り上昇)を待っていましたが、この好決算でわたしの作戦は完敗です。

食料品セクターの好決算傾向はあったとはいえ、さすがはコカコーラ(KO)、前四半期の悪決算から見事にリベンジしてきました。

離れていくものを無理追いしても仕方がありません。また、いつかチャンスが来るまで  CocaCola  を飲みながら待つことにします。



それにしても、今決算期の食料品セクターは軒並み強いです。

前の四半期最悪の決算でCEO交代に及んだクラフト・ハインツ(KHC)の決算なども注目が集まりそうですね。


  この日のマーケット:S&P500史上最高終値を更新


コカコーラ(KO)ユナイテッド・テクノロジー(UTX)ツィッター(TWTR)などの決算好感を受けて4/23のアメリカ株式マーケットは上昇しました。

ザラ場ベースではわずかに届いていませんが、S&P500はついに史上最高終値を更新しました。


昨年末のクリスマスクラッシュでの『様子見スタンス』は明らかに間違いだったということでしょう。

たとえ長いレンジ相場の始まりであったとしても、このリターンはしっかり掴みにいくべき局面だったと思います。


というわけで、コカコーラ(KO)の好決算はマーケットにとっても明るい材料でした。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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