2019-04-21

ペプシコ(PEP)のQ1.2019決算発表:生活必需品セクターの今決算傾向

Grüß Gott / Hello

4/17(BMO)に発表されたペプシコ(PEP)のQ1.2019決算の備忘録です。

ここまでの生活必需品セクターの今決算結果とマーケット反応をバブルマップにまとめてみました。

  目 次



  ペプシコ(PEP):Q1.2019決算発表


Q1.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$12,88B+2.55%$12.56BBeat+1.42%$12.70B
EPS$0.97+1.04%$0.96Beat+5.43%$0.92
- 売上増は北米Frito-Lay+5.5%, PepsiCo+2.0%
- EPS増は北米Frito-Lay+10%

Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
売上+4.0%-+4.0%Beat$66.28B
EPS$5.50-$5.50Miss$5.51
- 通期ガイダンスの変更はなし
- 6月予定配当は $0.955 per Share (+2.96%増配:前回発表済)


- 発表後の株価は最大+3.84%(終値+3.76%)の上昇

  業績と配当


📍 売上と営業利益


📍 事業別売上

- 飲料とスナックでバランスを取っている
- ペプシコ(PEP)はFrito-Layを介してカルビー(2229)の大株主


📍 キャッシュフロー

- すこし減少傾向が見られる


📍 ROAと配当性向

- 2017は米税制改革による一時費用計上
- 2018は法人税利益計上


📍 配当実績

- 増配率は意外と安定していない

  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.79%
    - 配当落日の最高:3.31%
    - 配当落日の最低:2.57%
  • 増配率
    - 2018-2019:2.17%
    - 5年間平均:7.76%
  • 連続増配
    - 47年連続増配中
  • 自社株買い
    - 2018:1.27%
    - 5年間平均:2.34%


  生活必需品セクターの決算傾向


🔎 グラフはクリックすると大きくなります。

バブルの大きさはROA(Current Qtr.)に変更しています。
※JNJは比較対象として載せています。

🔮 バブルマップの見方
- 横軸(X)がQ-EPSの対市場予測(%)縦軸(Y)が発表後1日の株価変動率(%)
- バブルの大きさはROA(Current Qtr.)
- 通常は右上良好,左下不良、"/"状にバブルが散らばると思います。
- EPSが良いのに株価下落は売上orガイダンスが悪かったと解釈できます。


3/20のゼネラル・ミルズ(GIS)の発表を皮切りに食料品メーカーがここまで外れなし、みんなマーケット予測を上回る好決算で株価も反応しているようです。

明日からの次週はP&G(PG)キンバリー・クラーク(KMB)など日用品メーカーの決算が控えています。前回ガイダンスが悪かったコカコーラ(KO)も注目です。

📌 今後の生活必需品セクターの決算発表予定
Apr 22/bKMB
Apr 23/bKO, PG
Apr 25/bHSY, MO
Apr 26/bADM, CL
Apr 30/bMDLZ
May 01/bCLX
May 02/bK, CHD
May 06/bTSN
Apr 30-May06 KHC
May 16/bCPB
May 22/bSJM
May 22-28HRL

※予定はご自身でも確認してくださいね。

📚 2018.Dec-2019.Feb決算期のマップはこちらにあります。


というわけで、引き続き生活必需品セクターの好決算が続くといいな。。。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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